今日は、私にとって一つの記念日とでも言いたいぐらいの
素晴らしい出来事が起こった。ひとつは、仕事のこと・・。
このところ、国内の仕事で手が一杯で、翻訳のほの字にも
触れていなかったせいで、相当ストレスがたまっていた。

だけど、突然、三男が有休をとるというので、私の休日出勤
が決まった。そこで、そうだ、次男とゆっくり話をするいい
機会だと思った。それで、翻訳がしたいんだということを
さりげなくいえるチャンスをうかがっていた。

帰り際に、ちらっと冗談ぽく言ってみた。『今はシーズンで
まったく翻訳をする時間がないので、在宅でできればいい
んですけどねぇ・・・・???』すると、なんと次男はあっさりと
『そうですね。。家で翻訳してくれはって、その時間を書いて
くれはったらいいですよ』と言ってくれた。

まじで???? 家でやってもいいの??それに自己申告で
いいなんて、、、、、な、なんていい人なんだ。次男の
理解の広さにびっくりするとともに、これで、会社で翻訳が
できなくても、家で好きな翻訳ができて、さらに賃金まで
もらえるので、ストレスを感じることはなくなると思うと
嬉しさで胸がいっぱいになった!!

2月に入社して、思えばいろんなことがあった。ただ無我夢中
だった最初のころ・・。1,2ヶ月くらい臨時で働いていた
次男の友達のジョーに翻訳の仕事を獲られるんじゃないか・・・
と悩んでいたころ。ジョーが本格的に社員になれば(次男もそう
望んでいたことだし)、日本語がべらべらの外人さんがいる
のだから、私の存在自体がここでいらないんじゃないだろうか。
と悩んでいたころ。。。

それから、もともとおもちゃ屋さんには全く興味のなかった
ジョーが(いつもこんな地味なおもちゃの翻訳なんてうんざり
だと私の横で溜息をついていた。私にとってはそれがしたくて
必死の思いで面接を受けたというのに・・・)、やっと自分の
就職を決めることができたのか、その就職活動を理由に次男を
説得したのか、急に来なくなった。

ようやく、翻訳班が私ひとりになってこれでのびのびと
翻訳ができるぅぅぅぅぅ、、と思ったのはいいが・・・。
私的には、翻訳をするのももちろんだけど、海外からのお客さん
を増やすことも、すごくやりがいとして感じていた。
少しでもいいビジネスメールが書けるように、前の学校で
習った文章を必死で覚えたり、会社の実践のなかでこの表現は
使えると思ったものを暗記して、次のお客さんとのビジネス
メールに使ったりと、自分なりに顧客確保にむけてとても
気を使って、国内の仕事の合間を縫うようにしてもくもくと
頑張っていたのよね・・・。

海外のお客さんから急に返事が来なくなったら、私の文章が
悪かったんじゃないだろうか・・・。あぁ、文章が丁寧すぎて
なんかまわりくどかったのかな・・・とか、ちょっとえらそ
うな文章になったのかな・・・なんて、返事が途切れるたびに
まただめだった・・・。またこの人もだめだった・・。
最初の出だしは、とても貴社のおもちゃを買うのを楽しみに
しています!!!なんて嬉しいことを言ってくれていたのに。

たいがいは、個人のお客さんの場合はとくに、1回のやりとりで
終わり。法人の場合でも、続いて2,3回だもんね・・。
そのうちあきらめのほうが強くなってきた。どうせこのお客
さんも、返事が来ないのだろうと・・・。

最大の原因は、手数料の金額にある。私はどちらかというと
客の立場に近いから、この手数料は高いだろうと思うのだが、
次男はどうしても譲らない。実際におもちゃを詰めるのは
私ではないし、もちろん経営者でもないから、次男に『これぐら
いの手間賃をもらわないとやってられないからね・・』
といわれれば、そうですねと答えるしかない。どんなに
客がこれは高すぎるから(全体の価格の20%)、交渉でき
ないかといわれても、次男はかたくなにだめですっっ。
と言うばかり。

私は、それぐらい負けてあげてもいいのに・・・。と思いながら、
ひたすら、お断りの文章をつくる。次男はいい。ただ『やって
られないから・・』と言うだけだから・・・。でもその、やってら
れないということばを、英語にするのがどれほど難しい
か・・・。"やってられない"というほど日本語的なことばは
ない・・・。でもこれはけっこう次男の口癖だ。インターネッ
トで販売を始めてから、店の売上がめちゃめちゃ儲かるよう
になったからこそ(私が雇用されるきっかけなのだからとても
皮肉なことだけど・・)、儲からない海外の仕事にはできるだけ
効率よく儲けたい(手数料をもらって)ので、そういう発言が
多くなるのだろう。

そんなこんなで、私は会社の方針と、個人的にはまけてあげて
でも海外のお客さんと商売がしたいという自分の気持ちとの
間にはさまれて、多大なストレスをずっぅぅぅぅぅと長く
感じていたのだ。そのうち、おもちゃのシーズンに入って
国内の仕事があふれんばかりになって、5時に終るので
さえヒーヒー状態。そんな私の状況を知ってか知らずか、
あれだけ来ていた海外からの問い合わせがぴたぁぁぁっと
来なくなり、ついにこの1ヶ月あまり、英語のえの字さえ消えて
いたというわけだ・・・。

おもちゃ屋に就職したわけじゃない、、、、と思いつつも、
次男をはじめ、三男、お父さん、従業員のおじさん、
皆、本当にいい人ばかり・・。とても気を使ってくれて、
大事にしてくれる。会社としてこんないい環境はここ以外には
きっとないと思えるだけに、ここ1週間くらいは、思い切って
割り切ろう!!!私は、おもちゃ屋に就職したんだと・・・。
そしたら、英語を使えなくても腹が立たないじゃん!!って。

と、思いつつも、英語と翻訳への断ち切れない思いが
私の背中からにじみ出ていたのか・・・、いや、次男は常に
ああ言いながらも、海外と商売をしたいという私の思いを
わかってくれているので、気をつかってくれたのか、、
こないだぽろっと、出荷の伝票を出すのにてんてこまいの
私の横にすっと来て、こんなはずじゃなかったんですけど・・
と、笑いながら、冗談ぽく言った。それでも、本当ですよねっっっ
なんて言えない私は、ハハ・・ハ・ハ。と複雑な笑みを
浮かべるしかかったのだ。

そういう流れでずっときていて、本当にいきなりだった。
金曜日のほんの4時ごろに、いきなり次男から、明日休日
出勤してもらえませんか????と切り出されたのだ。
最近、すこし割り切れていて、国内のおもちゃの仕事も
おもしろいと思っていたから、別に仕事事態をするのは
いいと思ったのだけど、休みの日に出てくるのは面倒
くさいしなぁ・・・・という思いが交差していたら、
その表情を察知してか、次男が奥の手を使った・・・。

『あの、国内のは僕がやるので、横で翻訳しながら、僕がわから
ないときだけ、助けてもらえませんか?』と切り出された
のだ・・・。ほ、翻訳か・・・・。ふと考える私・・。
次男は海外と商売をするのを、もうほぼあきらめているのか
と思っていた・・・。だから翻訳もさほどやらせる気がなく
夏を越えて暇になったらまた、ちょこちょこやってくれれば
いいぐらいの気持ちなんだと思っていた。それが、そんな
ことを突然言われたもんだから、、、、私の答えはそれで
決まり。『判りました・・・いいですよ・・・。』

と言いながらも、いざ休日出勤すれば、国内の仕事は私が
やるほうが、もちろん早いので、私がやることになるんだろう
・・。いや、別にやってもいいよ・・くらいに考えて
いたのに、、、行くやいなや、あっっっ、僕やりますから、
翻訳やっといてくださいね・・と、有無を言わさぬ感じ。
え、、本当に翻訳していいの??(ひつこい)と私。
最初だけちょっと
教えてもらえますか???と言いながら、私も次男がうまく
できるか心配で、1行訳しては振り返って、一画面一画面
国内の出荷のやり方を次男に教えては、またパソコンに向かって
翻訳すると言う感じだった。

結局、翻訳どころではなかったんだけど、次男の気持ち自体
がとにかく嬉しかった。そこで、最後の最後に質問して
みたら、その返事だった・・・。驚きだった。まだ海外の
仕事をあきらめてはいなかったんだ・・・。それとともに、
これで、会社ではおもちゃの仕事に全力投球。家ではあいた時間
に翻訳に全力投球ができるっっっ。それに、今の給料の値上げ
交渉をどうしようと思っていたけど、そうした経済的なストレス
も少しは軽くなる・・。一石二鳥じゃんっっっっ。

突然の信じられない新たな展開に、私の心は躍ったというわけだ。

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興奮してながくなりすぎました・・・。2番目はまた後ほど・・・。

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